いよいよ資産縮小開始か!? | IFA JAPAN Blog

いよいよ資産縮小開始か!?

さて、今週のテーマは、いよいよ9月に正式決定されるかもしれないFRB(米連邦準備理事会)の「資産縮小」についてです。

先週、4日(金曜日)に、米国労働省から発表された「7月の雇用統計」は、引き続き好調を示すものでした。

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米国の失業率そのものにつきましては、この欄でも度々取り上げています。今回も失業率は、4.3%と前月から0.1%改善し、16年ぶりの低水準だった今年5月の数字にまた並びました。参考までに、よく話題となるNFP(非農業部門雇用者数)の増加幅は、20.9万人と市場参加者の予想(18万人)を上回りました。

ただ、今回の発表に、市場が今まで以上に注目していた理由は、7月26日にFOMC(米連邦公開市場委員会)が公表した声明で、量的緩和で膨れ上がった保有資産の圧縮を、「比較的早期に着手する」と明示していたからです。

今回も予想通りと言うよりは、それを上回る良い数字が出たことによって、いよいよ9月のFOMCで、「資産圧縮開始」が、正式決定される可能性が高くなってきました。

一方、追加利上げに関しては、やはり、雇用者数の増加が賃金の伸び、ひいては物価上昇に必ずしも結びついていないという懸念から、暫く様子見ということになりそうです。

金利の引き上げ同様、保有資産の圧縮に関しても、かなり慎重に進められるはずです。しかし、何といっても、3度に渡る超金融緩和政策で、FRBの保有資産※は、9千億ドルから4兆5千億ドルにまで膨れ上がっています。
※市中から購入した資産は、主に米国債や住宅ローン担保証券などです。

今度は逆に、市場に悪い影響を与えないように、細心の注意が払われつつ、FRBが満期償還となった債券の再投資を徐々にやめていくものと思われますが、実際に始まってみないと、短期であれ、中期であれ、どのような影響が出るのか予想がつきません。

今のところ、市場全体の規模からいって、「大きな影響は出ないはずだ」とは言われていますが、こればかりはわかりません。

アメリカは、政治はもちろんですが、経済も、潜在的な問題が山積です。どのような展開になるにせよ、まずは、市場が静かで堅調な今のうちに、しっかりとプラン構築、そして、見直しだけは行っておきたいものです。

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