マイナス金利の“本当の敵”

さて今回は、「マイナス金利の“本当の敵”」について考えてみたいと思います。

日銀からマイナス金利の導入が発表されて以来、様々な報道がされています。個人のレベルで考えれば負の影響といえば、もちろん預金金利が下がったことでしょう。ただ、以前から預金金利は1%以下レベルですので、「今更」という感じを持たれる方も多いのではないかと思います。

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逆に、プラス面は、住宅ローンなどの金利が下がって、恩恵を受ける方がふえることでしょう。

審査が厳しくなるという意見もあるようですが、マイナス金利になったことによって、いきなり審査が厳しくなるとは考えにくいため、ここは素直に、プラス効果と考えてよろしいのではないでしょうか。

次に、運用という観点から、個人のお金の動きをみますと、やはり不動産投資信託(REIT)に人気の気配が漂っています。「資金が借りやすくなる」といった思惑でしょうか。物件価格の高騰や優良な物件そのものがあるのかといった問題もありますが、ひとまず運用対象として物色されているようです。

そして、その次には、やはり株です。世界を見渡せば、いろいろ不安な要素もありますが、ここまで下がるほどの理由も考えにくいので、徐々に回復していくのではないかとみています。
さて、ここまでは、良くも悪くも“通常のお話”です。

「マイナス金利」などという、今までは、短期金融市場の専門家にしか縁の無かった概念が、一般社会にまで急に広まる時に、最も気をつけなくてはいけないのは、やはり「うまい話」です。

「マイナンバー制度」もそうですが、慣れない新しい物が登場すると、必ず「おいしそうな話」や「うまい話」を持ち出す人が出てきます。
そして、お金に関して言えば、キーワードは100%決まっています。
「元本保証」です。
きっとそのうちに「このマイナス金利の時代に、年率10%で、しかも元本保証です」 と皆さんの耳元で囁く人が出てきます。

世の中に「うまい話」も「おいしそうな話」も、残念ながらありません。「マイナス金利の本当の敵」は、預金金利でも何でもなく、
それは「うまい話」です。

詐欺や詐欺まがいの商品を購入しないためにも、ご自分の将来の目的に合った「運用プラン」を、しっかりと作っておきましょう。
そうすれば、「マイナス金利」でも、「株式が暴騰」しても、周りに振り回されることなく、淡々と過ごすことができます。

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