今日の数字「1兆1167億ドル」

さて、今日の数字は、米ドル表記ですが、円換算では、122兆円にも上る金額です。低金利が続く中、世界中で企業のM&A(合併・買収)が、活発に行われています。

金融調査会社ディールロジックによれば、今年の1-3月に表明されたM&Aの総額が、1兆1167億ドル(約122兆円)と、前年同期より47%も増加したことがわかりました。

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米国の金融危機前の2007年1-3月期が、1兆840億ドルだったため、これをも上回る総額となりました。

地域別には、欧米の案件が目立ちます。米国企業を対象としたM&Aは4727億ドルと、前年同期より7割増加しました。また、欧州企業も3392億ドルと、6割増となっています。

今年の特徴は、一つの案件が巨額化していることです。件数自体は8644件と、前年同期比で約16%減少していますが、1兆円を超す大型案件が、総額を押し上げています。

年明け以降、M&Aが加速している要因としては、今後の「金利動向」が考えられます。米国の金利引き上げが、世界的に広がり、長く続いた世界的な金融緩和が、今後、縮小に向かうとみられているからです。

世界規模での企業再編により、グローバル企業が躍進し、今後ますます世界的にボーダーレス化が進みます。

巷では、米国主導による「貿易戦争」が危惧されていますが、あまりに“時代錯誤”と、映ってしまいます。

潤沢な資金がある日本企業にも、遅れを取らずに頑張ってもらいたいものです。