今日の数字「1000億ドル」 | IFA JAPAN Blog

今日の数字「1000億ドル」

さて、今日の数字は、世界の共通課題である“環境”に関連した数字です。

資金の使い道を、環境関連の事業に絞った「環境債」の発行額が、2017年は、前年比25%程度増加して、“1000億ドル(約11兆円)”を超える見通しとなりました。

環境債は、「グリーンボンド」とも呼ばれ、2007年に初めて発行されてから、今年6月末時点で、累計発行額は2110億ドルとなっています。

More...

また最近では、企業や金融機関に加え、国による「環境国債」も発行されるようになりました。

昨年12月にポーランドで初めて環境国債が発行され、今年1月にはフランスも、70億ユーロの発行をしました。また、日本においては、今年の10-12月ごろに、東京都が200億円程度の発行を計画しているようです。

環境債の発行目的として、一つ目は、発行体が環境に配慮していることをアピールする狙いがあります。

そしてもう一つは、現在、世界的に、環境・社会・企業統治を重視する「ESG投資」に注目が集まる中、より幅広い層から投資を募りやすい“環境”をテーマとした債券発行が伸びているようです。

全体的な“流れ”としては、個人的にも賛成ですが、ただ、今後、発行額が増えてくると、「環境債」という“冠”だけで、実態が伴わない商品も出てくる可能性もあります。

どんな投資でも同じですが、「環境債」という名前だけでなく、具体的にどのような事業を行うための資金なのか、しっかり中身を確認したうえで、投資を行いたいものです。