今日の数字「1809兆円」 | IFA JAPAN Blog

今日の数字「1809兆円」

さて、今日の数字は、過去最高を更新した家計金融資産です。

日銀が発表した資金循環統計によれば、2016年度末の家計の金融資産残高が、前年比2.7%増加し、1809兆円と過去最高額となりました。

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内訳をみると、3月末時点の現預金は932兆円と、全体の52%を占めています。前年比2.3%増で、これで、41四半期連続で残高が増加しました。中でも、普通預金が、7.2%と大きく伸びています。

一方、株式も7.9%増加し、181兆円となりました。ただ、2年ぶりに増加はしたものの、株価が上昇したことが主要因で、取引額自体は資金流出となっています。

このようにみると、預金も株式も増加はしているものの、家計の“リスク回避傾向”は、相変わらずと言わざるを得ません。

特に現預金の中でも、流動性の高い普通預金の残高が伸びているということは、「何かあったときに、すぐに使えるお金を準備しておく」といった“将来不安”も見え隠れします。

ただ、家計における最大の不安要因は、いつ突如として始まるかわからない将来の“インフレへの転換”です。

デフレが続いている限りは、今の金融資産構成で問題はありませんが、インフレ経済になれば、52%を占める現預金の“使用価値”は低下することとなります。

将来不安への対策は、現預金をため込むだけでなく、インフレ対応できる「リスク商品」も一部保有しておくことです。

デフレからの脱却ができていない今のうちに、是非とも、家計の「ポートフォリオ」も見直しておきたいものです。