今日の数字「1848兆円」

さて、今日の数字は、定期的にお知らせしている日本における「家計の金融資産残高」です。前年より、順調に増加傾向にありますが、その中身は、相変わらず、“かなり偏っている状況”が続いています。

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日銀が発表した4-6月期の資金循環統計によると、6月末時点の家計の金融資産残高は、前年同期比2.2%増加し、1848兆円となりました。

内訳をみると、投資では、株式は8.8%増加し203兆円、投資信託は0.9%増の73兆円となっています。だし、この間の日経平均株価の上昇分を除くと、購入額ではマイナスとなっている模様です。

株式と投信の金融資産に占める割合は、依然15%程度に留まっており、「貯蓄から投資(資産形成)」といった流れには、まだまだ力不足といったところです。

一方、預金は2.0%増加し、971兆円となり、こちらは相変わらず、資産全体の5割以上を占めています。

家計の金融資産が増えること自体は、喜ばしいことではありますが、ただ、預金しか伸びていない現状は、世の中に「お金」が上手く回っている状況とは言えません。

この1年で、国民のお財布は40兆円ほど増えてはいますが、着実に「国の借金」も増え続けています。

そして、「人生100年時代」を見据えたとき、今後、公的年金だけでは生活はできなくなります。

その意味においては、預金だけでなく、個人も“バランスのとれた「資産形成」”に臨むことによって、老後に備えることができます。

結果、国中に「お金」が回る仕組みが作れれば、日本経済の安定、そして成長にも繋げていくことができるでしょう。