今日の数字「21兆円」 | IFA JAPAN Blog

今日の数字「21兆円」

さて今日の数字は、日経平均の上昇に大きく貢献している数値です。ただ、その裏には、大きな波乱が待っているかもしれません。

日本銀行は、2%の物価目標を達成する手段の一つとして、現在、ETF(上場投資信託)を買い続けています。

その残高が、10月時点で、ついに21兆円を超えました。保有残高は、日本株全体の3%を超える水準となっています。

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当初は、毎年3.3兆円を購入していましたが、昨年7月から購入額を6兆円に増額しました。

今年3月末の残高が、約16兆円だったため、この約7カ月で5兆円の残高が増えた計算になります。

結果、日経平均が、約26年ぶりに高値をつけるなど、株価上昇に貢献しているのは間違いないところです。

特に、26歳以下の方は、初経験の株価水準ですので、「株って、ここまで上がるんだ~」と思った方もいるかもしれません(苦笑)

ただ、懸念の声も、多く挙がっています。

日銀の自己資本は、約8兆円です。万一、今の状態で、株価が急落するような事態になれば、中央銀行である日銀が、資本欠損や債務超過に陥る可能性もなくはありません。

また、「日銀が買う」という前提で、投資を行ってきた資金が、日銀の購入がストップした時点で、急激な資金流出に転じることも考えられます。

従って、市場関係者は、今後の“日銀の動向”を、固唾を飲んで見守っている状況です。

個人投資家としても、まずは、どう相場が動いてもよいように、しっかりと「資金のポジション(ポートフォリオ)」を、見直しておきたい時期と言えます。