今日の数字「2844億円」 | IFA JAPAN Blog

今日の数字「2844億円」

さて、今日の数字は、税金のお話です。

通常、税金と言えば、強制的に払わなければならないものですが、今日の数字は、「自分の意思で納税を行った金額」です。

総務省の発表によれば、2016年の“ふるさと納税”の寄付額が、前年比72%増の2844億円で、過去最高額になったとのことです。

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件数も75%増加し、1271万件となりました。

ご存知の方も多いとは思いますが、ふるさと納税とは、自分の故郷はもとより、ゆかりのある土地、支援したい自治体など、自分自身が納税先を決めることができる制度のことで、納税とはなっていますが、実際には「寄付金制度」と言えます。

ふるさと納税が導入されたときは、利用する人はまだまだ少なかったですが、年々制度が広まってきたと共に、「返礼品」が話題を呼び、利用者が急増しているようです。

「返礼品」は、寄付をしてもらった御礼に、各自治体が送る品物のことです。昨年の寄付額に対する返礼率は、38.4%と前年より、0.1%上昇しました。

一部では、返礼品目的で、この制度の利用者が増加し、返礼率が5割を超える自治体なども出てきました。

総務省は、行き過ぎた「返礼品競争」を是正するために、今年4月に返礼率を、3割程度に抑えるよう各自治体に通知しました。

ただ、中には、地場商品のPRになるとして、返礼品(率)の見直しを行わない自治体もあるようです。

「返礼品目的」が問題視される点もありますが、私は個人的には、この制度がもっと利用されることを願っています。

というのも、本来、税金は、
1.強制的に徴収される
2.使い道を納税者は選べない
といった特徴を持ち、国民(納税者)がコントロールできるものではありません。

ところが、「寄付」という形態をとることによって、「自分の意思で、納税先や利用目的などを決めることができる」制度だからです。

実際に、私も毎年十数か所にふるさと納税を行っていますが、その度に、寄付先の自治体について理解を深めることができ、また、自分が何のためにそのお金を使ってもらいたいかを、真剣に考えることができます。

「ただ、税金を払えば義務を果たしている」という考えではなく、納税資金の使途をも、しっかりと意識することができる機会となります。

まだ利用したことが無い方は、まずは、納税額の一部を、是非、“自分の意思”で決められてはいかがでしょうか。