今日の数字「328兆4470億円」

さて、今日の数字は、日本のGDPの6割に匹敵する金額です。巨額な財政赤字を持つ日本にとって、ある意味、“信用”を維持できている要因の一つとも言えます。

果たして、この数字は・・・

財務省の発表によれば、日本の政府、企業、個人が海外に保有する資産から、負債を差し引いた「対外純資産残高」が、2017年末時点で、328兆4470億円となりました。

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その内、対外資産は、前年比2.7%増加し、1012兆4310億円と過去最高でした。

ただ、海外投資家が保有する日本企業の株価も上昇したことにより、対外負債も増加し、純資産残高自体は、前年比2.3%の減少となっています。

それでも日本は、これで27年連続、「世界最大の純債権国」の地位を保っています。

特に近年、日本企業による海外企業のM&Aが積極的に行われると共に、現地生産に向けた工場建設などの直接投資も、対外資産増加の要因となっています。

国内では、人口が減少する中、経済成長も低位で推移しています。

日本企業が成長性の高い海外に、収益を求める動きは、ごく自然な流れと言えるでしょう。

一方、日本で生活する個人にとっては、「海外資産」のイメージはつきにくいかもしれません。

とはいえ、いつ起こるか分からない「日本の財政悪化に起因する円安」に対処すると共に、今後の「資産形成」においても、投資信託などを通じて、外貨資産を持つメリットは十分あるといえます。

いまだ「円資産」しか持たれていない方は、この機会に、「外貨保有」、そして「国際分散投資」を、真剣に考えてみてはいかがでしょうか。