今日の数字「58兆円」

さて、今日の数字は、日本政府にとっては、喜ばしい金額です。1991年度のバブル期の59.8兆円にも迫る勢いとなっています。

2017年度の日本の税収が、当初見込みの57.7兆円から1兆円“上ブレ”し、58兆円台後半になる見通しとなりました。

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好調だった世界経済を受けて、所得税、消費税、法人税のいわゆる「基幹3税」とも、前年を上回ることとなりそうです。

企業業績の好調さを背景に、法人税や消費税が伸びると共に、株式の配当収入や株の売却益によって、個人の所得税も押し上げました。

財政健全化には目をつぶり、大胆な金融政策や財政出動によって、経済や株価を引き上げてきた“アベノミクス”の効果があった側面といるでしょう。

ただ、ここまで税収が上がっても、日本の国家予算は、すでに97兆円を超え、毎年、過去最高額を更新しています。

税収増によって、赤字幅は抑えられていますが、“着実に借金が増える構図”は、なんら変わっていません。

「収入が増えて嬉しいけど、手放しで喜べない」

まさにこれが、日本の現状と言えるでしょう。