今日の数字「5883億ドル」

さて、今日の数字は、いま、世界中を巻き込んでいる「貿易戦争」にまつわる数字です。米国トランプ大統領によって、世界経済への影響が、顕著に表れてきました。

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この度、世界貿易機関(WTO)は、2017年10月から1年間に、加盟国が取った「貿易制限措置」を発表しました。

それによると、この間に、輸入制限などの貿易措置が137件あり、金額では5883億ドル(約67兆円)に、上ることがわかりました。

前年同期に比べ、実に7倍の額で、いかに今回の貿易戦争の影響が大きいかがわかります。

一方、米国による貿易制限をよそに、関税撤廃などの「貿易促進措置」も162件あり、こちらは、2956億ドル(約33兆円)と、前年2倍に増加しています。

結果、WTOは、2018年の「世界のモノの貿易量」の伸びは3.9%、そして2019年は3.7%と鈍化を予測しています。

従来、世界経済のグローバル化が進む中、世界の貿易量も年々増加してきましたが、今回の米国による「自国第一主義」、「保護貿易主義」によって、大きく影響が出ています。

自国民の保護や自国経済の維持・発展は、その“トキの為政者”にとって、重要な役割ではありますが、過度な貿易制限は、自国経済の停滞をも招きます。

日本も他人事ではありません。

ただ、“鎖国”の歴史を持つ日本だからこそ、ここは、自国の成長はもとより、グローバルな視点で、世界のけん引役となっていきたいものです。