低い失業率、でも伸びない賃金 | IFA JAPAN Blog

低い失業率、でも伸びない賃金

さて、今週のテーマは、米国の「低い失業率とその割に伸びてこない賃金」についてです。

先週、7月7日(金)に米国の6月の雇用統計が、労働省から発表されました。

5月の4.3%よりはやや上昇したものの、失業率は4.4%と、依然として低水準をキープしました。

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非農業部門雇用者数も22万2千人と、市場の事前予想17万人をはるかに超える数字でした。数字に限って言えば、非の打ち所が無い状態です。

ところが、市場はそれでも「うーん」と、首をかしげています。

雇用の流動性の高い米国では、通常3%程度が完全雇用水準とよく言われます。その米国で、4.5%以下の水準を保っているということは、ほぼ完全雇用に近いと言ってもおかしくない状況です。

それでも市場参加者が、首をかしげる理由は、「賃金」が上がってこないからです。

一般的に、人手不足になれば、企業は「賃金」を上げてでも、何とか人を雇うしかありません。

その「賃金」が伸びてこないのです。

上記の失業率と同時に発表された平均時給の伸び率は、前年同月比2.5%増と前月5月とほぼ同水準でした。

過去の景気回復局面では、賃金は前年比で3.5%~4.0%上昇して、物価を押し上げてきました。

ウォール街でも様々な分析がされているようですが、職に付けたといっても、低賃金の仕事が多く、賃金の伸びにつながらないのではとの考えもあります。

そして、こういった状況下にもかかわらず、インフレの亡霊に怯えて、中央銀行が、金利を拙速に引き上げないようにと願うばかりです。

本当にインフレが来るのか、中央銀行の今後の対応から目が離せません。

将来はどうなるかわかりませんが、ただ、「どうなってもよいように」、“備え”だけはしっかりとしておきたいものです。プラン構築、運用の見直しは、是非今のうちに!

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