残高の大きな投信は良い投信!? | IFA JAPAN Blog

残高の大きな投信は良い投信!?

さて、今週のテーマは、「純資産残高」についてです。

先週の日本経済新聞に、比較的低リスクの「バランス型投資信託」のリターンランキングが紹介されていました。上位10本の直近1年のリターンは、6%から8%半ばとなっています。

もちろん、購入時の手数料や信託報酬にもよるため、一概にはいえませんが、「バランス型の投資信託」は、将来はともかくとして、とりあえず直近 1年は、その役割をこなしているようです。

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ただ、興味深いのは、こういった相場がどのように動いても、ブレ幅を抑え、コンスタントな成績を目指す投信の純資産残高の小ささです。

10本のうち、比較的知名度のある1本だけが、1,100億円を超える残高を有していますが、他の殆どの投信の残高は10億円未満です。俗っぽい言い方をすれば、「売れていない」のです。

一方、モーニングスター社の資産残高ランキング(2017年6月16日基準)を調べてみると、1位から6位まで、全て国内株式で運用するタイプで、2兆円から5兆円台までと、比較にならないほど大きな残高となっています、

また、7位から9位までは国際REIT型で、いずれも、ほぼ1兆円の残高を有しています。こちらは、全て毎月分配型で、昨年末から年初にかけて、分配金を下げた為に、かなりの資金流出が起こりましたが、それでも、依然これだけの残高を維持しています。

このように数字を見る限り、「安定した運用を目指している投信」よりは、「リスク性の高い投信」が売れているようです。

ここで申し上げたいのは、どれが良い投信、悪い投信ということではありません。大切なことは、「本当にその投信のリスクを理解して購入しているのか」、また、「自分の目的に沿った投信の組み合わせとなっているか」ということです。

単に良く売れているからとか、あまり売れていないから駄目とか、直近の成績が良いからとか、そういったことで判断していると、徐々に、自分に合った“運用スタイル”とは、かけ離れた「ポートフォリオ」となってしまいます。

まずは、あなたの運用目的に沿った「ポートフォリオを構築」すること、そして、次にそこにはめるべき「投資信託選び」であることを、是非、意識して頂きたいと思います。

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